
家でボブスタイルを作っても、まっすぐなオカッパになってしまうわ…

段(レイヤー)の入れ方が分かれば、簡単にできますよ。
誰でも作れるように説明しますね。
襟足の長さを決める

まずはブロッキングをします。
頭のでっぱりで一つ。毛量が多ければ、耳から耳をつないだラインで一つ。
ブロッキングをまっすぐ取っておけば、ハサミでカットするときに、まっすぐにカットできる道しるべみたいなものになります。
ブロッキングを適当にせず、コームとダッカール(ヘアクリップ)を使って、しっかり分け取っていきましょう。
長さを首ラインにするのか、襟足いっぱい短くするのか、ここで長さを決めます。
段(レイヤー)を入れてみよう

先ほどのブロッキングをしたまま段を入れていきましょう。
縦に取って引き出していきます。毛量にもよりますが、幅は1cmくらいです。
ブロックを縦に1cmずつ分けていきましょう。
縦に取ったものを自分の方へ引き出していきます。
髪のたわみもなくしっかり引き出したパネルを、床に対して45度にハサミを入れましょう。
最初に45度で作ったところをガイドとします。
そこを目印にお隣の1cmもすくって引き出します。ガイドに合わせて床に対して45度でハサミを入れていきましょう。
繰り返したら耳下のブロックには段(レイヤー)が入りました。

ハサミを入れる角度で後ろのスタイルが変わる

先ほどは45度とお伝えしました。
丸いボブはグラデーションボブといってカットの角度が45度の目安があります。
もっと段を入れたい!もっと軽い感じのショートヘアが作りたい!
その場合は、ハサミをいれる角度をあげて調整してください。
サイド(顔まわり)の長さを決める

- まっすぐなライン
- 前上がり
- 前下がり
どのようなデザインにしていくのか決めましょう。

長さが決まれば、左右対称になっているかのチェックも忘れずに行いましょう。
サイドに段を入れる

後ろをカットした同じ角度で段(レイヤー)を入れていきます。
目安は床に対して45度ですが、後ろで段を入れたときに、ハサミを入れた角度でサイドも段を入れていきます。頭は、丸くつながっているので、後ろのカットしたものをガイドにそのまま繋げていくと簡単です。

後ろの段を作った時の縦スライスを、そのまま耳~サイドへ放射線状に繋げていくイメージです。
段(レイヤー)が、入ったら左右対称になっているかチェックしておきましょう。

髪の毛を、頭の丸みに沿って下ろした時に、上の図で赤線にしているラインの角度になります。
ハサミを入れる角度でサイド(お顔まわり)のスタイルが変わる

重めボブスタイル→角度をつけずにハサミを入れる
ショートヘアなどの軽いスタイル→角度をつけてハサミを入れれば表面が短くなり、耳が透けて見える段(レイヤー)になります。
なりたいスタイルによって、ハサミを入れる角度を調整します。

グラデーションボブの段(レイヤー)のハサミの入れ方の角度の基本は床に対して45度になります。45度なくても重めのボブは可愛いイメージになります。
段がたくさん入った、ショートスタイルは、かっこいいイメージになります。
頭頂部を通って、サイド(お顔まわり)~後頭部を繋げる

ダッカール(ヘアクリップ)を取って、一度コームで頭の丸みに沿ってといてみましょう。
頭頂部の長い部分が、先ほどカットした上に乗っかってくると思います。

乗っかっている長い部分のみをカットしていくイメージです。
頭の丸みを意識して、長さを繋げていくようにカットしていきましょう。
長い部分を少しずつ引き出してすでにカットしてある部分から繋げていきます。
頭頂部→耳下の段(レイヤー)部分→サイド(お顔まわり)をグルッと繋げていきます。
チェックカットをする

頭頂部から縦のラインで髪の毛が繋がりました。
チェックカットでは、横のラインで考えていきます。

コームを使って髪の毛をすくい上げます。自分の方へ向かって引き出していきましょう。
頭がカーブしているあたりで三角▲が出てきます。これは、平面でカットをして、頭の丸みを考えた時にどうしても出てくる三角▲です。このままにしておくとガタガタな形のボブスタイルになってしまうので、出てきた▲のみをチョン!とカットしておきましょう。
たくさんチェックカットで切ってしまうと、最初に綺麗にカットをしているのに、余計にガタガタになってしまいます。コームですくい上げた時に出てくる▲だけ、少しカットする程度でチェックカットは大丈夫です。


左右対称になっているか確かめておきましょう。
すきバサミ
襟足

すきバサミをまっすぐに入れてしまうと、穴があいた印象になってしまいます。
髪の毛が重なって重たく感じる所のみをすいていきましょう。
あまりすきバサミをここに入れてしまうと、せっかく綺麗にカットしたボブラインが無くなってしまいます。すきバサミはほどほどに。
サイド(お顔まわり)

サイドの髪の毛は、後ろに比べて、もともと髪の量が少ないです。

後ろの髪の毛が無い分、少ないのですきバサミも馴染ませる程度にします。
やりすぎてしまうと、耳が透けるつもりがなくても透けてしまったりと切りすぎの原因になります。
量を見ながら、左右対称になっているか確認をしましょう。
仕上げ

綺麗にコームでときましょう。濡らしてカットをしていたら、必ず乾かしてからチェックします。
下を向いた時に、襟足の角になっている部分が三角▲に出てきます。ここがあると、ボブのラインがガタガタに見えてしまいます。下を向いてもらって三角▲に出ている襟足の角(みつえり)の部分だけカットしておきましょう。
ドライヤーで仕上げをして、左右対称になっているか確認をしたら完成です。
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