
いざ、ヘアカットをしようと思っても、どこから手を付けていいかわからないことないですか?福祉美容師の私がする手順をご紹介します。
長さを決める

コーミングをする
髪の毛をよくときます。カットする際に絡まっては痛いですし、正確な長さが切れません。
つむじから放射線状を意識して、髪の毛の流れに沿ってよくコーミングをしておきます。
ブロッキングをする
図のように、頭のでっぱりより上で1つ、毛量が多ければ耳から耳までを取って1つ。ヘアクリップ(ダッカール)を使って分け取っておきましょう。
ここで、適当にブロッキングをせずに、まっすぐ線を描くように髪の毛を取っておくと、カットする際のまっすぐに切るための目印になります。ブロッキングのラインが床と平行に取っておくとカットしやすいです。
ハサミを入れる
長さがイメージできたらヘアカットしていきます。
まだ、段は入れず長さだけの設定です。
- あごくらい
- あご下
- 肩につく
- 肩につかない
濡らしてヘアカットしていれば、乾くと少し上がって短く感じてしまうので長めに設定するのが大事です。
床に対して平行に取ったブロッキングを目印にまっすぐカットしていきましょう。

お顔のまわり(両サイド)の長さもカットします。

両サイドの長さがそろっているか、ここで必ずチェックしましょう。
そろってなければ、長い方をカットして微調整してください。
段をいれる
首上(ネープ)の段カット

うしろの長さが決まったら、段を入れるスタイルを作る場合はここで段を入れる作業をしましょう。
図のように、耳後ろの〇の部分だけ先に入れておきます。
- 記事タイトル 丸いボブの作り方
顔回りの段(レイヤー)

トップ(頭頂部)の長さを決めます。

長さが決まってトップだけカットをしたら、手前に引き出してお顔回りの長さをカットしていきます。
サイドの決定した長さの、もみあげ部分を目指してトップから繋げるように切り進んでいきましょう。
斜めに引き出して、頭の丸みに沿うイメージでハサミを入れていくと綺麗に段が付きます。

一気にカットしようとせず、少しずつ繋げながら進めていきましょう。
頭は丸いです。丸みを意識してハサミを入れましょう。
サイド(耳より前)を繋げる

お顔まわりに段(レイヤー)が入ったら、その部分を目印に後ろへ向かって髪の毛を繋げていきます。
縦にスライスをとって、手前の長さに合わせてカットしていきます。
引き出す角度が、左右同じになるように気を付けていきましょう。

引き出す角度が、手前に引き出せば、後ろがだんだん長くなるスタイルに。
角度を、後ろ気味に引き出せば、前が長くなります。前下がりボブは前が重ためなので…パネルを後ろへ引き出していきましょう。
全体を繋げる

耳より前が仕上がりました。
頭頂部から、最初に作った後頭部の段の耳ラインの長さに繋げていきましょう。
頭の丸みを意識して、一気にカットしようとはせずに少しずつハサミを入れていきます。

サイドをカットした時と同じ要領で、縦にスライスを取り、放射線状に少しずつカットしていきましょう。
仕上げ
全体の長さが繋がったら、左右のバランスを見て微調整していきます。
つむじから放射線状に頭の丸みを意識してコーミングをして乾かしていきます。
長いところや、切り忘れがあればここで整えます。
形が決まれば、すきバサミをして毛量の調整を行います。
- 記事タイトル すきバサミの使い方
- 記事タイトル シースルー前髪の切り方
整えて完成です。
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