お風呂上りや洗髪のあとにドライヤーで髪を乾かします。その時に、寝たきりの子はベットの上で寝ながら髪を乾かす事になります。
後頭部を乾かす時に、横向きが大丈夫な子はドライヤーの風が行き届きやすいですが、体を動かす事が難しい子は大変です。
福祉美容師の私が使っている体を動かす事が難しい人のドライヤー方法をご紹介します。

カテーテルやチューブを使用してる子や、硬直で体を動かす事ができない子に有効なドライヤー方法です。
洗髪の後はしっかりタオルドライをする
シャンプーをした後はしっかりタオルで水分を拭き取ります。ドライヤーの時間を少しでも短くするためにこの作業はとても大事です。
頭を持ち上げて後頭部や首の上までしっかり拭き取りましょう。
仰向けで出来る所まで乾かす

上を向いている状態で、ドライヤーの風が届く範囲を乾かします。
ドライヤーを小刻みに振りながら乾かすと、頭皮が熱くなりにくいです。
横が向ける子は耳の後ろを乾かす

首を動かしても大丈夫な子は、横を向けて耳の後ろや首の上を乾かしていきましょう。
無理のない範囲で行います。
体を動かす事が難しい子のドライヤー方法
ドライヤーを冷風にします。
冷風にしたドライヤーを電源を入れたままベットの上に置きます。
必ずドライヤーの設定は冷風にします。熱風にしてしまうと、火傷や火災の原因になります。
冷風でも十分に乾きます。

冷風にしたドライヤーの風向きを髪の毛の方向に向けて置きます。

仰向けのまま無理のない範囲で頭を両手で持ち上げます。

仰向けのままドライヤーの風を後頭部や首上に送り込みます。
(私の場合)左手で頭を支えて、右手で地肌を掻くように風を送り込んでいきます。
ドライヤーの位置を変える時は、一度頭を置いて、ドライヤーの向きを反転させて下さい。
ドライヤーをベッドの上に置きながら使うことで、両手があくので頭を持ち上げて乾かす事ができます。
ドライヤーの切り忘れが無いように

冷風でも、危ないので必ず終わったらドライヤーの電源をオフにしましょう。
ブラッシングをして完了

寝たきりっ子の後頭部は、ベッドや座位保持椅子のヘッドレストで擦れて絡まりやすいです。

重度心身障害児の娘も鳥の巣状態になってる事があります…。
しっかり乾かしてブラッシングをしてあげると髪の毛同士が絡まりにくくなります。

乾いた髪・濡れた髪に両方使えて一度のブラッシングでハネやパサつきを抑えるヘアブラシ。
子どもの髪だけでなく、ママの髪にも使えるアイテム♪
小さいので持ち運びもできちゃいます。

色や形、大きさなど選べます♪
まとめ
体を動かす事が難しい子の後頭部のドライヤー方法をご紹介しました。
濡れたまま過ごすと、髪にも頭皮によくないです。細菌は湿った場所が好きなので頭皮トラブルの原因になります…。
ドライヤーを冷風にしてベッドに置いて使うことで、乾かしやすいです。
頭皮トラブルや髪の毛の絡まりを防ぐためにも、しっかり乾かしてあげましょう。
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