ドライヤーは熱で髪の毛を乾かします。熱=髪によくないと思っている方もいらっしゃるんではないでしょうか。
確かに、高温で長時間、髪を熱にさらすのはよくないです。
しかし、シャンプー後の濡れた髪の毛をそのままにしておくほうが、もっと良くないです。
この記事では、
たった5ステップで、早く髪が乾いて艶も出る方法
を、ご紹介します。
高級なドライヤーでなくても十分にできますよ。
髪を乾かさなかったらどうなるの?

お風呂上りのドライヤーを面倒に感じますね。
小さいお子様がいるママは、ドライヤーなんてしている時間ないくらいです。
しかし、ドライヤーをしない事でデメリットもあります。
枝毛、切れ毛の原因
髪を濡らすと、キューティクルが開きます。乾かすことによって閉じるのです。
キューティクルが開いたままだと、髪の毛がダメージを受けやすい状態になっているのです。
このまま寝てしまうと、枕で擦れて枝毛や切れ毛の原因になります。
寝ぐせの原因
髪の毛には4種類の結合が存在します。この結合が動くことによって、癖が付いたりパーマがかかったりします。
髪が濡れたままだと、水素結合が不安定なままです。そのまま寝てしまうと、寝癖がつきます。
翌朝大変な思いをして直さなければなりません。
頭皮トラブルの原因
髪の毛が長時間濡れたままだと、頭皮も湿気にさらされています。このため、頭皮を健康にしてくれている菌の居心地が悪くなり、頭皮のニオイやかゆみ・フケの原因になります。
頭皮の乾燥や、皮脂分泌も起こりやすくなります。
髪の毛を乾かそう
STEP① タオルドライ

お風呂から出たら、しっかりタオルで髪の毛の水分を吸収して取っておきましょう。
このステップだけでもドライヤーの時間は大幅に短縮できます。
身体を拭いた後のタオルでもOKですが、新しい乾いたタオルを使うと、水分の吸収もよく時短ドライヤーになります。
STEP② 根元からドライヤーをあてる

ロングヘアの人もショートヘアの人も、まずドライヤーを当てるのは
根元です!
いくら毛先を乾かしても、根元が濡れていたら、またそこから水分が滴ってきます。
根元を指の腹でかき分けながらドライヤーの熱を当てて乾かしていきましょう。
根元を乾かしているうちに、毛先もなんとなく乾いてきます。
手首を左右に動かしてドライヤーを振りながら風をあてます。
一点に温風が集中してしまうと熱く感じます。手首を左右に動かしてドライヤーを振ることで、温風が集中しないので、熱が分散されます。
ドライヤーを持っていない方の手も、頭皮を掻くように動かせば、手が温風を散らしてくれるので、頭皮が熱く感じにくいです。
火傷には気を付けましょう。
STEP③ 乾きにくいところ乾かす

- 耳後ろ
- 襟足(首の上あたり)
この2か所は、乾きにくく、ドライヤーを当てるのを忘れがちな場所です。
いくら他が乾いていても、ここが濡れていると頭皮トラブルの原因になりやすいです。
忘れそうでしたら、一番最初にこの2か所の根元からドライヤーを当てていくといいでしょう。
- ボリュームアップ 下からドライヤーを根元に当てて髪の毛が立ち上がるように乾かします。
- ボリュームダウン 上からドライヤーを当てて根元を潰すように乾かします。
STEP④ 毛先のブロー

根元が8割ほど乾いたら中間~毛先を乾かしていきます。
ヘアブラシでブローをされる場合は、このタイミングで行いましょう。
ドライヤーの風量を乾かす時より小さくします。
ロールブラシなどをブローしたい部分に入れて、ドライヤーは上から毛流れに沿って当てていきましょう。
伸ばしたい部分を引っ張りながら乾かしていきましょう。
ドライヤーは、毛流れに沿って上から当てていきます。
STEP⑤ 冷風で整える

髪の毛が乾いてスタイルが整ったら、冷風を当てましょう。
冷風で冷やすことによって、髪の毛のたんぱく質が固まり、スタイルの維持につながります。
また、熱で温まっているので冷やすことにより熱のダメージからも守ってくれます。

このひと手間が、サロン帰りのような艶を出すポイントです。
まとめ

いかがでしたでしょうか?
髪の毛を早く綺麗に乾かす方法をご紹介しました。
早さを優先するあまりに髪の毛がボサボサになってしまっては、翌日大変な事になりまたそこでも時間がかかってしまいます。
夜のうちに、艶を出してしっかり乾かしておけば翌朝も艶々でお手入れが楽でしょう。
マイナスイオンドライヤーなど、素晴らしいドライヤーがたくさん出ていますが、乾かし方ひとつでおうちにあるものでも負けないくらいに仕上げる事ができます。
自分だけでなく、ご家族にも試してみて下さい。
- 記事タイトル 美容師が教える、ムラなく仕上がるセルフカラー
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