寝たままカットの準備

ヘアカットは寝たままでも行えます。
寝た状態が楽な方はその体制でカットしていきましょう。
枕があると、ハサミが入れやすいです。
枕はタオルを丸めたものに袋を巻いて使っています。
ビニールを巻いておけば、髪を濡らしたときに枕まで染みこまずに済みます。
横向きが辛い人もいらっしゃると思います。
丸めたタオルやクッションなどを挟んで、身体と床の隙間を埋めることで負担が減ります。
身体の向きとハサミの入れ方

右利きで説明します。
切りやすい向きから、取り掛かりましょう。
左向きに寝てもらって、体を真ん中で区切った時に正中線を越してカットできるところまで切り進んでいきます。
ハサミが入るところまでカットしておく事が大切です。
長さが決まれば、ブロッキングを取ってガイドに合わせて切り進みます。
右側と、正中線より左のカットをしてない部分をガイドに合わせて切り進んでいきましょう。
ハサミが入りにくい向きは繋げるだけ

右側はすべて切っておきましょう。
反対(右向き)に向いてもらいます。
右側から切り進んできたところから、左側は繋げていくだけです。

美和
こちら側は、ハサミが入れにくいです。
正中線からガイドを飛び出して作っているので、そこからサイドに繋げていくだけのカットになります。
切りやすい向きでカットしておく
右側のカットの時に、正中線でカットをやめてしまうとハサミも入れづらくガイドも見失いがちです。
ブロッキングを外し、右からきているガイドとサイドを繋げていきましょう。

右や左に、何度も向きを変えてしまうと、時間もかかり身体の負担になります。
向きを変える回数を最小限にしてカットを進めましょう。
正面からのチェックも忘れずに


美和
左右対称になっているかチェックを忘れずに行いましょう。
まとめ

寝たきりの子のカットはタオルやクッションを使ったり工夫をして施術をします。
辛い姿勢の子もいるので素早くカットしてあげることが大事です。
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