- 指しゃぶりが直らない
- 指を噛む
- 経管栄養のチューブを抜いてしまう
我が子は歩く事・話す事ができない重度心身障害児。指を噛む癖があり、口元へ手がいってしまいます…。
手袋や苦いクリームを試しましたが…
撃沈。
腕を曲げにくくすることで解決できました!!
その時に使っていたアームカバーの作り方をご紹介します。


準備するもの
- ミシン
- お裁縫道具
- キルト生地
- 下地(曲げることができるもの)
- マジックテープ

薄い生地だと、下地のネットが突き出てきて皮膚にあたり痛いです。
キルト生地のようにある程度厚みがあると安心です◎
生地やマジックテープのカット
使いたい腕の太さに合わせてキルト生地をカットします。
ミシンで縫うと思ったよりも小さくなるので気持ち大きめにカットしておくと◎
大きさの調整は、装着したときにマジックテープでおこないます。

- 手に巻く部分の表
- 手に巻く部分の裏
- ベルトになる部分×2枚
ベルトの太さはマジックテープの太さに合わせればOK!!
マジックテープは角があると痛いので丸くカットしておくと良いでしょう。
巻く部分の表にマジックテープを縫う
マジックテープにはギザギザ側とモケモケ側があります。
ギザギザしている部分を腕にまく表に縫うと使いやすいです◎

ミシンで一周します。

ベルト部分を作る
ベルトの土台をミシンで縫っていきます。
二つ折りにして袋状にミシンで縫い、ひっくり返します。
ひっくり返しにくいですが、細長い菜箸などを使って角をしっかり出します。

ひっくり返したら袋状になりました。
袋の口を閉じます。

内側に織り込んでミシンで縫います。

織り込みながら縫っていくのでスピードはゆっくり◎
この勢いで、グルッと縫ってしまいます。

ポコッと浮いていた生地がしっかり留まります。
2本作りましょう。
マジックテープのモケモケ部分を縫います。

このように置いてマジックテープを一周ミシンで縫います。
ベルト部分は完成です。
ベルトを腕に巻く部分の表に縫い付ける
一番最初に縫った、表の生地に先ほど作ったベルトを縫いつけます。
この辺りに置きます。

しっかり縫います。

表生地の端っこギリギリの場所で縫ってしまうと、あとで裏になる生地と合体するときに縫いづらいので2㎝ほどあけておきましょう。
裏になる生地を縫う

〇の生地と先ほど縫った生地を合わせます。
上のように置いてコの字にミシンで縫ってひっくり返します。
ひっくり返したら、上からコの字で押さえ縫いをします。


だいぶ形になってきました。
袋になっている部分に下地を入れる

下地を入れていきます。
下地の大きさはアームカバーに合わせてカットしてください。
私の場合は用意できた下地が小さかったので、ズレないように縫っています。

袋部分を閉じる
下地が入ったら口を閉じるように縫っていきます。
ベルトを作ったときと同じように内側に織り込みながらゆっくりミシンで縫っていきます。

先に縫い付けたベルトが邪魔をしてきますが、手で押さえて作業します。
織り込んで縫う→織り込んで縫う→…
繰り返しながら少しづつミシンを進めていきます。

下まで縫えたら完成です。

仕上げ
出来上がったので仕上げをします。
糸がたくさん飛び出しています。そこをつまんで小さいハサミでカットします。
糸用のハサミが切りやすいです。

アームカバーの完成
丸めてマジックテープで留めてみましょう。

腕をすっぽり包めそうですね。


アームカバーの使い方アイデア
- 指を噛まないように使用
- 手を口に入れないように使用
- 経管栄養チューブを抜かないように使用
- 手への執着を減らして活動に集中させたい時に使用
- リハビリ時に手を引っ込めないように使用
- 四つ這いの練習時の腕の支えに使用
- 足にまいて膝が曲がらないように使用


使い方はいろいろあります。
作っておくと何かと使えます♪
まとめ
口元に手がいく癖がある我が子にアームカバーを作ったので作り方をご紹介しました。
私は、裁縫が得意じゃないので自分で考えた作り方になります。
プロの方から見たらなんじゃコレな作り方かもしれません。
しかし、市販されているものではなんともならず…
自分で考えて作ったものが結構役に立っています。
訪問リハビリの先生にも褒められました♪
いろんな癖がある子どもさんが見えます。私のアイデアが参考になれば嬉しいです♪







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